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「痩せたいけれど、激しい運動や厳しい食事制限はちょっと……」
そう感じている方に、まず取り組みやすいのがストレッチです。
体への負担が少なく、運動が苦手な方でも今日から始められます。
ただ、最初に正直にお伝えしておきたいことがあります。
ストレッチだけで体重を大きく減らすことは難しいのです。
では、やっても意味がないのでしょうか。決してそんなことはありません。
ストレッチには、40代以降の体にとって大切な効果がいくつもあります。今回はその中身を、正確にお伝えします。
体重が減るかどうかは、消費するエネルギーと摂取するエネルギーの差で決まります。
ストレッチは動作がゆるやかなため、その最中に消費するエネルギーはごくわずかです。
ウォーキングや筋トレと比べると、直接的な消費量では及びません。
「ストレッチで基礎代謝が上がる」という説明を目にすることもありますが、ストレッチが直接的に基礎代謝を高めるという明確な科学的根拠は、現時点では限定的です。
それでもストレッチをおすすめする理由は、別のところにあります。
ここが最も大切なポイントです。
筋肉がほぐれて可動域が広がると、日常の動作がラクになります。
歩幅が自然に広がる、階段を上るのが億劫でなくなる、家事の動きがスムーズになる。
こうした小さな動作量の積み重ねが、1日の消費エネルギーを押し上げます。
ストレッチそのものではなく、ストレッチによって「動きやすい体」になることが、結果的に体づくりを後押しするのです。
体が硬いままだと、無意識に動きを避けるようになります。逆に動きやすくなれば、自然と体を動かす機会が増えていきます。
筋肉がほぐれて血流が促されると、冷えやむくみの軽減につながります。肩こりや腰痛の予防にも役立ちます。
40代以降は筋肉量が減りやすく、血液を心臓へ押し戻すポンプ機能が弱まることで、特に下半身に水分が滞りやすくなります。ストレッチはその滞りを和らげる助けになります。
ただし、むくみの根本的な改善には筋肉そのものを維持することも必要です。ストレッチと軽い筋トレを組み合わせると、より効果を実感しやすくなります。
夜、ゆっくり呼吸をしながらストレッチを行うと、副交感神経が優位になり、心身がリラックスした状態に切り替わります。
寝つきが良くなる、眠りが深くなるといった変化を感じる方は少なくありません。
睡眠は体づくりの土台です。睡眠が不足すると食欲を調整するホルモンのバランスが乱れ、食べすぎにつながることも知られています。「よく眠れる体になる」ことは、遠回りのようで確実な体づくりの一歩です。
筋肉の柔軟性が保たれていると、関節への負担が減り、ケガをしにくくなります。
40代以降は、若い頃と同じ感覚で動いた結果、思わぬところを痛めてしまうことがあります。「運動を始めたのにケガで中断してしまった」では続きません。
長く続けるためにも、ストレッチで体を整えておくことには大きな意味があります。
■ 頻度
週3〜5回程度を目安に。柔軟性の向上には「1回の長さ」より「週の合計時間」が重要とされています。毎日少しずつでも構いません。
■ タイミング
・朝:軽く体を目覚めさせたいとき
・入浴後や就寝前:リラックスして眠りにつきたいとき
体が温まっているときのほうが伸ばしやすくなります。
■ やり方のコツ
反動をつけず、呼吸を止めずにゆっくり伸ばします。痛みを感じるほど伸ばす必要はありません。「気持ちいい」と感じる範囲で十分です。
詳しいやり方は静的ストレッチとは?反動を使わず正しく伸ばすコツで解説しています。
運動前後で使い分けたい方はストレッチは使い分けが大事|動的・静的の違いと効果もあわせてご覧ください。
ストレッチで体が動きやすくなったら、次は筋肉に少し刺激を与えていきましょう。
40代以降の体づくりで大切なのは、脂肪を減らすこと以上に「支える筋肉を保つこと」です。筋肉があることで姿勢が整い、疲れにくくなり、5年後10年後も自分の足で動ける体につながります。
アップルフィット倉敷に通われている方の多くは40代以上の女性です。「短期間で何キロ落としたい」という方よりも、「この先も元気に動いていたい」「検査では異常が出ないけれど、なんとなくの不調を整えたい」という理由でお越しになります。
そのため、無理な食事制限や追い込むトレーニングは行いません。完全個室で、経験豊富な女性トレーナーが、その日の体調に合わせて内容を調整します。ストレッチだけでは物足りなくなってきた方も、遠慮なくご相談ください。
ストレッチだけで痩せることは難しいものの、体を整える効果は確かにあります。
動きやすい体になる。冷えやむくみが和らぐ。よく眠れるようになる。ケガをしにくくなる。どれも、長く元気でいるために欠かせない要素です。
まずは1日5分から。毎日の習慣として、コツコツ続けていきましょう。