「毎日トレーニングしてるのに、なかなか体脂肪が落ちない…」
もしあなたがそう感じているなら、その原因は「体脂肪を減らすために本当に必要な栄養素」が不足しているからかもしれません。
今回はあなたの体脂肪減少を強力にサポートする「4つの主要な栄養素」について、その働きから効果的な摂取方法まで詳しく解説します。
これらの栄養素を味方につけて、効率よく理想の体を目指しましょう!
まず、「体脂肪が減る」「体脂肪が燃える」とは、私たちの体の中でどのようなことが起こっている状態を指すのでしょうか?
それは、体内の体脂肪細胞が最終的に二酸化炭素と水に分解されることを意味します。この分解プロセスを経て、体脂肪は初めて「燃焼した」と言えるのです。
体脂肪が二酸化炭素と水に変換されるまでには、実は様々なステップが存在します。この複雑なプロセスを、一つひとつのステップに分けて詳しく解説していきます。
①体脂肪を分解して血液中に出す
②血液中に出たものを移動させる
③ミトコンドリア内に運び込む
④体脂肪の細胞が二酸化炭素と水になる
体脂肪とは中性脂肪のことで、脂肪酸とアルカリ性のグリセロールがくっ付いてできています。
体脂肪を減らすには、中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解して血液中に出すことから始まります。
これをやってくれるのが「カフェイン」や「緑茶エキス」。
次に大事なのが、血液中に出た脂肪酸をミトコンドリアへ移動させることです。
脂肪酸がずっとその場に留まっていたのでは、また中性脂肪に戻ってしまいますので、エネルギーになる場所に運び込まなければいけません。
ミトコンドリアと言うと難しく聞こえますが、さまざまなエネルギーを作る場所と思っていただければ大丈夫です。
そして、脂肪酸をミトコンドリアへ移動させるのがビタミンB群の1種である「ナイアシン」です。
中性脂肪を分解してできた脂肪酸をミトコンドリアへ移動させたら次はミトコンドリア内に脂肪酸を入れないといけません。
ここがかなり複雑な働きで、「カルニチン」という物にくっつける必要があります。
なぜなら、脂肪酸は単体ではミトコンドリアに入れないんです。
脂肪酸とカルニチンがくっ付いてミトコンドリア内に入ると、この2つはまた分かれます。
ミトコンドリア内に入ったら、ようやく最初にお話した二酸化炭素と水になります。
脂肪酸はミトコンドリアに運ばれて二酸化炭素と水になり、そして体脂肪が燃焼します。
脂肪酸を二酸化炭素と水にするときに必要なのが「コエンザイムQ10」なんです。
この4つがスムーズに行われることによって、体脂肪がエネルギー化します。
逆に言うと、どこかが止まってしまうと、体脂肪はエネルギーになりません。
体脂肪を燃焼させるためには、上記で挙げた栄養素(カフェイン・緑茶エキス・ナイアシン・カルニチン・コエンザイムQ10)全てをしっかりと取る必要があります。
コーヒー、ココア、紅茶、緑茶
かつお、さんま、まぐろ、さば、鶏むね肉、豚肉、豆類、きのこ類
羊肉、鶏レバー、牛肉、豚肉、鶏肉、豆類
いわし、さば、牛肉、豚肉、大豆、ほうれん草、ブロッコリー
今回は、体脂肪がエネルギーとして燃焼していくまでの複雑なプロセスを、それぞれのステップで重要な役割を果たす栄養素の観点から詳しく解説しました。
ご紹介した体脂肪分解の最初のステップ(中性脂肪の分解と血液中への放出)は、実はアドレナリンの分泌によっても促進されます。例えば、トレーニング中のように体が活動状態にあるときに分泌されるアドレナリンは、体脂肪の利用を助ける効果も期待できるのです。
もちろん、体脂肪を減らすためには、今回ご紹介した栄養素以外にも、体にとって必要な栄養素は数多く存在します。
「自分にはどんな栄養素が足りていないんだろう?」
「具体的にどんなものを食べれば、効率よく体脂肪を減らせるの?」
もしあなたがそう感じているなら、パーソナルジム「アップルフィット」にご相談いただくことが、解決への最も確実な近道です。専門知識を持つトレーナーが、あなたの体の状態や目標に合わせて、最適な食事プランとトレーニング方法をサポートいたします。
栄養素を意識した食事と、効果的な筋力トレーニングを組み合わせることで、理想の体脂肪率を目指し、健康的な体を手に入れましょう!