「内臓脂肪と皮下脂肪の違いってなんでしょう?」
と聞いて、どう答えますか?
多くの方が、「内臓脂肪はお腹周りにつく脂肪」
「皮下脂肪は皮膚の下につく脂肪」と答えるはずです。
では、「この2つの体脂肪がつく原因は?落とす方法は?」
今回は、内臓脂肪と皮下脂肪の違い・落とすためのポイントをお伝えします。
ダイエットされる方は、ご自身がどちらの脂肪が多いのか確認しながら読んでみてください。
1.内臓脂肪と皮下脂肪の違い
? | 内臓脂肪 | 皮下脂肪 |
つく場所 | お腹周り | 全身(主に下半身) |
型 | りんご型 | 洋ナシ型 |
特徴 | 年齢を重ねるごとに増える | 年齢に関係なくつく |
見た目に表れないことがある | 見た目に表れやすい | |
分解されやすい | 分解されにくい | |
臓器を衝撃から守る役割 | 体温を維持する役割 |
内臓脂肪の特徴として、一見太って見えなくても内臓脂肪が蓄積されている(隠れ肥満)方もいるため、注意が必要です。
ご自身が隠れ肥満かチェックするには、体脂肪率を測ることをおススメします。
2.内臓脂肪や皮下脂肪が増える原因
どちらも、できれば蓄積させたくないですよね。
2つの体脂肪が増える原因をみていきましょう!
① 摂取カロリー過多
2つの体脂肪が増える主な原因は、
消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなることです。
消費しきれなかったものは、脂肪として体内に蓄積されてしまいます。
② 基礎代謝の低下
摂取カロリーが適切でも、基礎代謝の低下によって消費が追い付かなくなることがあります。
基礎代謝は、加齢や運動不足などで筋肉量が減ることで低下します。
③睡眠不足
睡眠不足になると、満腹を感じさせるホルモンが減少するだけでなく、食欲を増進させるホルモンが増加します。
そのため、食べすぎてしまい、体が脂肪を蓄積しやすい環境になってしまいます。
3.内臓脂肪を落とすためのポイント
上記1で記している通り、内臓脂肪は分解されやすい脂肪です。
とはいえ、これまでの習慣で蓄積されたもののため、食事と運動習慣を見直してみましょう。
「不規則な食生活や早食い・食べすぎ」に心当たりのある方は、ゆっくりとよく噛んで腹8分目の食事をしてみてください。
また、就寝の3時間前までには食事を終わらせておきます。
内臓脂肪を減らすには、有酸素運動がおススメです。
ウォーキングや水泳など少し負荷をかけて体を動かすことで、内臓脂肪が消費されます。
さらに、筋トレも取り入れることで基礎代謝が上がり、効率的に内臓脂肪を消費できる体になります。
4.皮下脂肪を落とすためのポイント
落としやすい内臓脂肪に比べて、
なかなか落ちない皮下脂肪・・・
なぜかというと、先に内臓脂肪が燃焼されるから。
皮下脂肪を落とすには、焦らず長期的に取り組むことが大切です。
皮下脂肪を落とす場合も、食事と運動習慣の見直しが必要です。
脂質や糖質の量を見直し、必要以上に取らないようにしましょう。
ただ、過度な食事制限は筋肉量を減らすだけでなく、
体調不良に繋がりますので、バランスのとれた食事を心がけましょう!
皮下脂肪を減らすには、筋トレがおススメです。
基礎代謝が高いほど効率よく燃焼できるため、
まずは筋トレで筋肉量を増やしていきましょう。
また、余裕があれば有酸素運動も取り入れてみてください。
参考になりましたでしょうか?
内臓脂肪も皮下脂肪も、落とすには食事と運動習慣の見直しが大切です。
年齢に関係なく、どちらの体脂肪も減らすことができます。
すぐに結果が出なくても諦めず、長期的に取り組んでいきましょう。