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「筋トレは毎日やったほうが、早く効果が出るのでは?」
そう思って、毎日がんばろうとしていませんか。
実は、体を変えるうえで大切なのはトレーニングそのものと同じくらい「休むこと」です。今回は、なぜ休息が必要なのか、そして40代以降の方が無理なく続けられる頻度について、現在分かっていることをお伝えします。
筋力トレーニングを行うと、筋肉には「もっと強くなる必要がある」という刺激が加わります。
この刺激を受けて活発になるのが筋タンパク質の合成です。体は材料となるたんぱく質を使って、筋肉を作り直していきます。
この合成が高まるのは、トレーニング後およそ24〜48時間とされています。その後はゆるやかに元の水準に戻っていきます。
つまり、トレーニングが終わった後も、体の中では変化が続いているということです。この時間を確保することが、成果につながります。
以前は「筋肉は48〜72時間で回復し、以前より強くなる」という説明がよく使われていました。
しかし現在は、この考え方は単純すぎると考えられています。回復にかかる時間は、次のような要因で大きく変わるためです。
・トレーニングの強度と量
・鍛えた部位(大きな筋肉ほど時間がかかる傾向)
・年齢や普段の運動習慣
・睡眠や食事の状態
・その日の体調やストレス
大切なのは、時間で機械的に区切るのではなく、自分の体の状態を見ることです。前回と同じ動きが軽く感じられるか、疲れが残っていないか。この感覚を目安にしてください。
なお、筋肉痛の回復についてはつらい筋肉痛・肉離れを早く治す方法はない!?でも解説しています。
疲労が残ったまま同じ部位を繰り返し鍛えると、次のようなことが起こりやすくなります。
・力が出ず、トレーニングの質が下がる
・関節や腱に負担が蓄積し、ケガにつながる
・疲労感が抜けず、続ける気力が落ちる
特に40代以降は、若い頃と比べて回復に時間がかかるようになります。「以前はこれくらい平気だったのに」という感覚のズレが、無理につながることも少なくありません。
がんばること自体は素晴らしいのですが、休むことも計画のうちと考えてみてください。
ここが多くの方の疑問だと思います。
研究では、週1回よりも週2回のほうが筋力・筋肉量の向上が大きいという結果が複数報告されています。同じ総量のトレーニングでも、2回に分けたほうが効果的だとされています。理由は、筋タンパク質の合成が24〜48時間で落ち着くため、週1回だと「合成が高まっていない期間」が長くなってしまうからです。
一方で、運動を始めたばかりの方については、週1〜2回の全身トレーニングでも十分な効果が見込めるとする指針も示されています(米国スポーツ医学会・2025年)。
まとめると、次のように考えるとよいでしょう。
・これから始める方:週1回から。まず習慣にすることが最優先
・慣れてきた方:週2回。効果を実感しやすくなります
・時間が取れない方:週1回でも、内容を工夫すれば成果は出ます
週1回での続け方については、忙しい人向け!週1回でも効率よく続けられるパーソナルトレーニングで詳しくご紹介しています。
休息日は「完全に何もしない日」である必要はありません。軽く体を動かすことで、血流が促され、回復を助けます。
・ウォーキングや軽いジョギング
・ヨガやストレッチ
・体幹トレーニング(プランクなど)
前日に鍛えた部位に強い負荷をかけないことがポイントです。「気持ちいい」と感じる範囲にとどめましょう。
体は少しずつ変わっていきます。
目に見える変化を実感できるのは、おおよそ3か月が目安です。ただしその前から、階段が楽になった、疲れにくくなった、姿勢が変わったといった体感の変化は現れてきます。
体重や見た目の数字だけを追いかけると、この大切な変化を見逃してしまいます。焦らず、じっくり取り組むことが結果的に近道です。
「どのくらいの頻度で、どんな内容を行えばいいのか」
これは、体力も生活リズムも一人ひとり違うため、一般論だけでは決まりません。
アップルフィット倉敷に通われている方の多くは40代以上の女性です。「短期間で何キロ落としたい」という方よりも、「この先も自分の足で元気に動いていたい」「検査では異常が出ないけれど、なんとなくの不調を整えたい」という理由でお越しになります。
そのため、無理に追い込むことはしません。完全個室で、経験豊富な女性トレーナーが、その日の体調を確認しながら内容を調整します。「今日は疲れが残っている」という日も、遠慮なくお伝えください。
筋トレは、毎日がんばれば早く結果が出るというものではありません。
トレーニングで刺激を与え、休息で体を作り直す。この繰り返しが体を変えていきます。
まずは週1回から。慣れてきたら週2回へ。5年後10年後も心地よく動ける体を、無理のないペースで作っていきましょう。