
ダイエットを始めると、真っ先に「油もの」を完全にカットしようとする方が多くいらっしゃいます。確かに脂質の摂りすぎは肥満の原因になりますが、極端な制限は健康と美容を損なう「諸刃の剣」であることをご存知でしょうか。
今回は、脂質不足が招く深刻なデメリットと、積極的に良質な脂質を摂ることで得られる驚きのメリットについて解説します。
1.脂質不足が招く「6つのリスク」
脂質は細胞膜やホルモンの材料となるため、不足すると体全体の機能が低下します。
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美容面のトラブル
過度な脂質カットや極端なダイエットが続くと、肌の乾燥やツヤの低下、抜け毛が気になりやすくなることがあります。
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免疫力の低下
脂質は細胞膜の材料でもあるため、不足した状態が続くと、体を守る細胞の働きが落ちて免疫力が下がりやすくなると考えられています。
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生理周期の乱れ
極端なカロリー制限や脂質制限が続くと、性ホルモンの材料が足りなくなり、生理周期が乱れるリスクが高まるといわれています。
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筋肉量の減少
脂質を極端に減らすとホルモンバランスが乱れ、筋肉づくりに関わるホルモンの働きが弱まり、筋肉がつきにくくなる可能性があります。
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メンタル不調
脳は脂質を多く含む臓器のひとつなので、栄養バランスが乱れると気分の落ち込みや集中力低下につながることがあります。
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リバウンドのリスク
極端な脂質オフでエネルギー不足の状態が続くと、筋肉量が落ちやすくなり、結果的に基礎代謝が下がってリバウンドしやすい体になることがあります。
2.良質な脂質を摂る「最高のメリット」
脂質は単なるエネルギー源ではありません。質の良い油を選ぶことで、以下のようなポジティブな変化が期待できます。
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脂肪燃焼のスイッチを入れる
MCTオイルや一部の油に含まれる中鎖脂肪酸は、ほかの脂よりも素早くエネルギーとして使われやすく、体脂肪をエネルギーに変える流れをサポートするといわれています。
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「食べる美容液」として肌・髪を整える
細胞膜が潤うことで、内側から発光するようなツヤ肌や、コシのある髪を保ちます。
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空腹感を抑え、食欲を安定させる
脂質はゆっくり消化されるので腹持ちがよく、上手に取り入れると無駄な間食を減らす助けになります。
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ビタミンの吸収率アップ
ビタミンA・D・E・Kといった「脂溶性ビタミン」は、油と一緒に摂ることで吸収されやすくなります。
3.今、選びたい「次世代の良質な油」
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アボカド(オメガ9脂肪酸:オレイン酸)
「食べる美容液」とも呼ばれ、食物繊維も豊富です。満足感が高いため、ダイエット中の間食やサラダのトッピングに最適です。
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クルミ(オメガ3脂肪酸:α-リノレン酸)
ナッツ類の中でも特にオメガ3脂肪酸が多く、血中脂質のバランスを整える働きが期待されています。持ち運びやすく、小腹が空いた時の強い味方です。
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オリーブオイル(オメガ9脂肪酸:オレイン酸)
酸化に強く、加熱調理にも使える万能選手です。オレイン酸が多く、悪玉コレステロールを抑える方向に働くといわれています。適量をとることで便通が整いやすくなる人もいます。
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MCTオイル(中鎖脂肪酸)
ココナッツなどに含まれる天然成分。一般的な油よりも早くエネルギーに変わりやすく、体脂肪として蓄積されにくい特徴があります。ダイエット中のエネルギー源として使われることも増えています。
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ギー(オメガ9脂肪酸:オレイン酸 / 短鎖・中鎖脂肪酸)
ギーには共役リノール酸という脂肪酸が含まれており、脂質代謝をサポートする可能性があるとされています。バターに比べて水分や乳糖が少なく、香りがよいのも特徴です。とても香ばしく、コーヒーに加えたり料理のコク出しに使ったりと、日常に取り入れやすい点も魅力です。
摂取量の目安
厚生労働省の基準では、1日の総摂取カロリーの20~30%を脂質から摂ることが推奨されています。大切なのは、質の高い脂質を味方につけることです。
参考資料
厚生労働省日本人の食事摂取基準(2025年版)策定検討会報告書「エネルギー産生栄養素バランス」
いかがでしたでしょうか?
脂質はダイエットの敵ではなく、健康で美しい体を維持するための「最高のパートナー」です。アボカドやクルミ、MCTオイルのような良質な脂質を賢く取り入れて、無理のないボディメイクを続けましょう。
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