アップルフィット倉敷のお客様から
「生理前になるとどうしても体重が増えてしまう・・・」
と相談を受けることがあります。
さまざまな要因はあることは前提ですが、女性ホルモンの影響が原因の一つとなっている可能性があります。
「なんとなくは理解しているけど・・・」のみなさま向けに、ダイエットと女性ホルモンの密接な関係について、解説していきます。
それでは見て行きましょう。
1.ダイエットの鍵を握る二つの女性ホルモン
女性の体には、主にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という二つの重要なホルモンが存在し、月経周期に合わせて分泌量が大きく変動しています。
これらのホルモンは、妊娠・出産といった女性特有の機能だけでなく、代謝や食欲にも深く関わっています。
エストロゲンは、女性らしい体つきを促すだけでなく、脂肪の蓄積を抑制したり、基礎代謝を促進する働きがあります。
一方、プロゲステロンは、妊娠の準備のために水分を保持したり、食欲を増進させる作用があります。
2.月経周期と体重の変化(時期ごとの特徴)
これらのホルモンの変動によって、女性の体は月経周期の中で、体重が減りやすい時期と減りにくい時期を迎えます。
① 月経期(生理中)
生理が始まると、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量はどちらも低い状態になります。
この時期は、体が水分を溜め込みやすく、むくみやすいため、体重が一時的に増加することがあります。
また、生理痛などで体調が優れないことも多く、無理なダイエットは避ける時期です。
② 卵胞期(生理後〜排卵前)
生理が終わると、エストロゲンの分泌が徐々に増加していきます。
エストロゲンの働きにより、代謝が上がりやすく、脂肪燃焼効果も期待できるため、ダイエットに適した時期となります。
心身ともに安定しやすく、積極的に運動を取り入れましょう。
③ 黄体期(排卵後〜生理前)
排卵後には、プロゲステロンの分泌が優位になります。
プロゲステロンの作用により、体は水分を蓄えやすくなり、むくみを感じやすくなります。
また、食欲が増進しやすく、特に甘いものや炭水化物を欲する傾向も出てきますね。
さらに、便秘になりやすいなど、消化機能も不安定になることがあります。
そのため、この時期は体重が減りにくく、ダイエットの成果を感じにくいかもしれません。
3.PMS(月経前症候群)とダイエット
生理前に現れる様々な不調であるPMSも、ダイエットに影響を与えることがあります。
気分の変動による過食や、体のむくみ、倦怠感による運動不足などが、体重増加やダイエット停滞の原因となることがあります。
PMSの症状を和らげるためには、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。
4.まとめ
このように、女性ホルモンは私たちの体重やダイエットの進捗に大きな影響を与えています。
月経周期ごとの体の変化を理解し、無理のないダイエット計画を立てることが重要です。
痩せやすい卵胞期には積極的に運動を取り入れ、食事内容を見直すなど、ダイエットに取り組むのがおすすめです。
一方、痩せにくい黄体期には、体重の増減に一喜一憂せず、現状維持を目標に、体を労わることを意識しましょう。
アップルフィット倉敷には経験豊富な女性トレーナーが多数在籍しており、ダイエットと女性ホルモンの関係について、正しい知識を習得し、お客様のトレーニングプログラムを組んでいます。
特に女性特有の悩みについては、女性トレーナーであれば、安心して相談できると思います。
みなさまのご来店お待ちしております。