最近は栄養についての投稿が多かったので、今回は改めて筋トレをしながらダイエットすることのメリットについてお伝えします。
まず、痩せるためには『摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくする』ことが大切です。
では、ここで質問です。
食事制限でカロリー差を1000㎉にしたときと、たくさん食べてたくさん運動してカロリー差を1000㎉にしたときでは、痩せ幅に違いはあるでしょうか?
同じ1000㎉差なので、痩せ幅に差はない!と思いますよね?
実は、たくさん食べてたくさん運動しての差の方が脂肪は燃えるんです。
これは、運動をしたときに出る成長ホルモンやアドレナリンによって活性化する「ホルモン感受性リパーゼ」という、脂肪燃焼に欠かせないホルモンが関係するためです。
上記で、運動をしてホルモン感受性リパーゼを活性化させるのが大切ということが分かりました。
では、ウォーキングなどの軽い有酸素運動と筋トレでの比較もしていきましょう。
アフターバーンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
筋トレを行うと筋肉痛になると思います。
筋肉が壊れて修復されるときにもエネルギーが使われます。
つまり、筋トレ中だけでなく筋トレ後にもエネルギー消費がされている状態のことをアフターバーンと言います。
有酸素運動ではアフターバーンはあまりないと考えられるため、同じカロリー消費でも、筋トレの方が運動後のカロリー消費能力は大きくなります。
ここまで、脂肪燃焼を効率よくするために筋トレが必要ということをお伝えしてきました。
ここで、40歳以降のダイエット効率を上げるトレーニング頻度をお伝えしていきます。
前述で、脂肪燃焼に役立つホルモン感受性リパーゼは、成長ホルモンによって活性化されるというお話が出てきました。
「年齢を重ねてから痩せなくなってきた」と感じる方、それは正しい反応と言えます。
下図は、年齢ごとの成長ホルモンの分泌量です。
普通に生活をしていると、成長ホルモンの分泌量が少ないため脂肪燃焼がされにくい状態になってしまいます。
そこで、筋トレをして成長ホルモンの分泌量を上げることが必要になるため、40歳以降のダイエット効率を上げるトレーニング頻度は、1回30分で週4~5回がいいと思います。
ある研究によると、2時間の筋トレも30分の筋トレも成長ホルモンの量に差はないという結果がありますし、1回30分なら体力的にもキツくないので追い込めるのではないでしょうか?
また、乳酸が溜まるような筋トレの方が成長ホルモンは分泌されやすい(痩せやすくなる)ため、ある程度軽い重量で筋肉の緊張時間を長くするのがお勧めです!
いかがでしたでしょうか?
少し長くなってしまいましたが、ダイエットには筋トレが欠かせないということが伝わりましたら幸いです。
成長ホルモンがたくさん出るとアンチエイジングにも効果的ですので、男性にも女性にも筋トレをしながらダイエットをし、健康的な日々を送っていただければと思います。
また、途中で出てきました「ある程度軽い重量で筋肉の緊張時間を長くする」という筋トレ方法は、ご自身ではなかなか追い込めないという方もいらっしゃると思います。
そんな方は、パーソナルジムでトレーナーと一緒に頑張ってみませんか?
お客様に合った重量・正しいフォームで筋トレをしていつまでも若々しい身体にしていきましょう!