
40代を過ぎると、「疲れやすい」「こむら返りが増えた」「眠りが浅い」など、体の小さな変化を感じやすくなります。
その背景には、ホルモンバランスの変化だけでなく、実はミネラル不足も関係しているのをご存じですか?
特に注目したいのが「マグネシウム」。
このミネラルは、健康維持だけでなく、美容やメンタルの安定にも欠かせない存在なんです。
マグネシウムは、体内に約25g存在する必須ミネラルで、そのうち約60%が骨に蓄えられています。
300種類以上の酵素反応に関わり、エネルギーの産生・タンパク質の合成・神経や筋肉の働きを助けています。
つまり、マグネシウムが不足すると、体のさまざまな機能がスムーズに動かなくなってしまうのです。
カルシウムと一緒に、丈夫な骨を維持
こむら返りや肩こりの予防に役立つ
血管を広げて血流をサポート
糖の代謝を助け、体重管理にも関与
さらに、ストレスが続くと体内のマグネシウムが消耗するため、「イライラしやすい」「眠れない」といった心の不調にも影響することがあります。
長期間のマグネシウム不足は、高血圧・動脈硬化・糖尿病などの生活習慣病リスクを高めるといわれています。
日本の大規模調査(JPHC研究)では、マグネシウム摂取量が多い人ほど虚血性心疾患の発症リスクが低いことが報告されています。
また、インスリンの働きを助けるため、不足すると2型糖尿病のリスク上昇につながる可能性も。
さらに、マグネシウムは骨の構成成分でもあるため、骨密度の維持にも大切な栄養素です。
特に更年期以降の女性はカルシウムだけでなく、マグネシウムも意識的に摂ることが重要です。
・女性(40〜69歳):290mg/日
・男性(同年代):370mg/日
マグネシウムはさまざまな食品に含まれていますが、現代の食生活では不足しやすい傾向があります。
食品名 含有量(mg/100g)
・あおさ(乾燥):約3200
・ひじき(乾燥):約620
・かぼちゃの種:約530
・アーモンド:約290
・納豆:約100
・木綿豆腐:約100
・あさり(水煮):約100
・玄米:約49
忙しい方でも、間食にアーモンドを数粒、白米を玄米や雑穀米に変えるだけでも、自然に摂取量を増やせます。
通常の食事でマグネシウムを摂りすぎる心配はほとんどありませんが、サプリメントでの過剰摂取(350mg/日以上)は、下痢を引き起こすことがあります。
また、腎機能が低下している方は、体内にマグネシウムが蓄積しやすくなるため注意が必要です。
サプリを利用する場合は、医師や管理栄養士に相談するのが安心です。
マグネシウムは筋肉のエネルギー代謝にも深く関係しています。そのため、運動習慣を持つ女性にとっては欠かせない栄養素です。
パーソナルジムでは、以下のようなサポートが可能です。
不足しがちなミネラルの摂取をサポート。
筋肉の疲労やこむら返りを防ぎ、トレーニング効果を高める。
より健やかな体へと導きます。
マグネシウムは、骨・筋肉・血圧・代謝・メンタルなど、あらゆる健康の土台を支えるミネラルです。
特に40代以降は、ホルモン変化による不調をサポートするためにも、毎日の食事で意識的に取り入れることが大切。
小さな習慣の積み重ねが、未来の自分の健康をつくります。
今日から一つ、マグネシウム習慣をはじめましょう。
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