
シャワーだけで済ませていませんか?
もし毎回シャワーで終わらせているなら、実は“筋肉が回復し成長するチャンス”を逃している可能性があります。
筋トレで体を追い込むことと同じくらい重要なのが 「リカバリー(回復)」。
そのリカバリー効率を上げる身近な方法が 「入浴」 です。
入浴が筋肉の修復をサポートする理由は、運動生理学的にも明確です。
筋トレ後の筋肉は微細な損傷を受けており、タンパク質や酸素などの栄養が必要になります。
・血管が拡張し、血流が増加
・筋肉へ栄養が運ばれやすくなる
・疲労物質(代謝産物)の除去が進む
・全身が軽い圧を受け、血液やリンパの循環をサポート
・下半身の血流を心臓に戻しやすくする
つまり入浴は、筋肉の修復 “工事現場” に栄養トラックを大量に送り込む行為といえます。
HSP(ヒートショックプロテイン)は、熱などのストレスを受けると体内で増えるタンパク質で、
・傷ついたタンパク質の修復
・細胞ストレスの軽減
・免疫の働きのサポート
など、回復全般に関わっています。
入浴で体温が上がると HSPの発現が増えることが多くの研究で示唆 されており、スポーツ選手が温熱療法を取り入れる理由のひとつです。
筋トレ中は交感神経(戦闘モード)が優位ですが、回復が進むのは副交感神経(リラックスモード)が優位の時。
ぬるめのお風呂に浸かると
・心拍数が落ち着く
・筋肉の緊張が緩む
・副交感神経が優位になりやすい
結果として寝つきが良くなり、深い睡眠が増えます。
深い睡眠は 成長ホルモン分泌と組織修復が起こる“回復のゴールデンタイム” です。
・筋トレ直後は避ける
・30〜60分後、心拍数が落ち着いてから
直後に熱い湯へ入ると、心臓への負担が高くなるため。
・38〜40℃(ややぬるめ)
熱すぎると交感神経が優位になり、回復モードに入りにくい。
・10〜15分
深部体温が0.5℃ほど上がる程度でOK。
・強い疲労があるときに有効
血管の拡張・収縮を繰り返し、循環が良くなる
・捻挫・肉離れなどの 急性炎症(患部が熱を持つ) は 温め厳禁
・冷やす(アイシング)ほうが炎症悪化を防ぐ
・高血圧・心疾患を持つ場合は、熱い湯や長風呂は避ける
入浴は単なるリラックスではなく、血流改善 × HSP増加 × 自律神経調整。
この3つによって筋トレの回復を助ける、科学的に理にかなったリカバリー方法です。
今日から、
「筋トレ → 栄養補給 → 入浴 → 良質な睡眠」
という流れを習慣にすると、翌日のコンディションは確実に変わります。
パーソナルジムでの筋トレ効果を最大化するためにも、入浴を取り入れていきましょう!
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