
トマトがダイエットに良いと言われるのは、「ヘルシーなイメージ」だけが理由ではありません。
トマトは低エネルギーで栄養価が高く、体重管理や健康維持をサポートする成分をバランスよく含んだ食品です。
ただし、「食べるだけで痩せる魔法の食材」ではなく、食事全体の質を高める一要素として活用することが重要です。
ここでは、医学・栄養学の観点から見たトマトのダイエットへの関与について、科学的に妥当な範囲で解説します。
トマトに含まれる脂肪酸の一種「13-oxo-ODA」は、動物実験レベルでは脂質代謝に関与する受容体(PPARα)を活性化する可能性が示されています。
この仕組みは、脂肪の分解やエネルギー利用に関わる経路と関連します。
ただし、ヒトにおいて「トマトを食べるだけで脂肪燃焼が大きく促進される」と断定できる十分な臨床エビデンスは現時点では限定的です。
トマトはあくまで、脂質代謝をサポートする可能性のある食品のひとつと捉えるのが適切です。
トマトの赤い色素成分であるリコピンは、強い抗酸化作用をもつことで知られています。
抗酸化作用とは、体内で発生する活性酸素による酸化ストレスを抑える働きのことです。
酸化ストレスは、血管機能の低下や慢性炎症など、生活習慣病のリスクと関連します。
リコピンを含む野菜を継続的に摂取することで、血管の健康や全身のコンディション維持をサポートする可能性が示唆されています。
間接的に「運動や代謝がうまく回りやすい体づくり」を助けるという点で、ダイエットの土台づくりに役立つと考えられます。
体脂肪が増えやすくなる大きな要因の一つが、血糖値の急激な変動です。
トマトはエネルギー量が低く、GI値も低めの食品に分類され、さらに水溶性食物繊維(ペクチン)を含みます。
これらの特徴により、食後の血糖値上昇を緩やかにしやすく、結果としてインスリンの過剰分泌を防ぐ食事構成に役立ちます。
主食や主菜の前にトマトを取り入れることで、食後血糖の急上昇を抑える工夫の一つとして活用できます。
トマトにはカリウムが含まれており、体内のナトリウム(塩分)排出を助ける作用があります。
塩分の摂り過ぎは体内の水分貯留を招き、むくみや体重増加の一因になります。
トマトを日常的に取り入れることで、むくみ対策や体液バランスの調整に役立つ可能性があります。
見た目のスッキリ感を保つうえでも、地味ながら重要なポイントです。
トマトの栄養を無駄なく活かすための実践ポイントは以下の通りです。
リコピンは加熱調理することで吸収率が高まることが知られています。
スープやトマトソースなども有効です。
リコピンは脂溶性のため、オリーブオイルなどの脂質と一緒に摂取すると体内利用効率が向上します。
単発的な摂取ではなく、日常の食事に無理なく組み込むことが重要です。
いかがでしたでしょうか。
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