「健康のためには1日1万歩」――この言葉を信じて頑張ってきた方も多いのではないでしょうか?
ところが、最新の研究で「1日7,000歩でも十分に健康効果がある」という衝撃の事実が明らかになりました。
この記事では、40代以上の女性が知っておきたい「歩数と健康の最新常識」を、最新論文とともにわかりやすく解説します。
「1万歩」は実はマーケティングの言葉だった?
「1日1万歩」という目標は、1960年代に日本の歩数計メーカーが販促のために考えたキャッチコピーがルーツです。
つまり、科学的な根拠に基づいた数字ではなかったのです。
最新研究が明らかにした「7,000歩」の驚くべき効果
オーストラリアのシドニー大学などの研究チームが行った大規模メタ解析(15件・47,000人以上対象)によると、1日の歩数が多いほど死亡リスクは下がるものの、その効果の大半は「約7,000~8,000歩」でピークに達することがわかりました。
例えば、4,000歩未満の人と比べると…
・7,000歩以上歩く人は 全死亡リスクが30?50%低下
・8,000歩を超えると効果はゆるやかに上昇(ただし「無駄」ではない)
つまり、毎日7,000歩でも健康維持には十分な効果があるということです。
研究チームは次のように述べています。
「“1万歩”という高い目標は、非活動的な人にとって心理的なハードルになる。
一方、“7,000歩”はより現実的で、公衆衛生上の効果も大きい」
毎日1万歩が難しくても、7,000歩なら「できそう!」と感じる方も多いはず。
この“ハードルの低さ”が、継続という最大のカギになるのです。
「7,000歩も歩けるかな…」と心配な方もご安心ください。
研究では、2,000歩から4,000歩に増やすだけでも死亡リスクが有意に低下することがわかっています。
・通勤や買い物で1駅分歩いてみる
・昼休みに10分だけ散歩する
・エスカレーターではなく階段を選ぶ
少しずつ積み重ねて、「毎日の当たり前」にしていきましょう。
歩く力は加齢とともに少しずつ低下します。
でも、早めに気づけば対策も可能です。
次のチェックで今の状態を確認してみましょう。
・歩行スピードチェック
普段の歩く速さが 秒速1.0m(10mを10秒以内) 未満なら注意!
→ 筋力・持久力が低下している可能性があります。
・握力チェック
40代女性の平均は 約27kg前後。
→ 片手でも20kg未満なら、筋力低下のサインかも。
・片脚立ちチェック
片脚で 20秒未満 しか立てない場合は、バランス機能が落ちている可能性があります。
※一つでも当てはまった方は、歩数アップの習慣を取り入れるチャンスです!
40代以降の女性にとって、筋力や代謝の低下は避けられない現実。
でも、最新の研究が教えてくれるのは、“完璧”である必要はないということです。
1日7,000歩という現実的な目標をコツコツと積み重ねていけば、
健康リスクを大幅に下げ、太りにくい体質へと導き、将来の自立した生活にもつながります。
今日から、ほんの少し遠回りして歩いてみませんか?
その一歩が、未来のあなたの健康を守ります。
運動習慣を身に付け、健康的な毎日を過ごしたい、そう思った方はアップルフィット倉敷へご相談ください。
お待ちしております。