「食事制限してるのに、なかなか体重が落ちない…」
「運動もしてるのに、効果が感じられない…」
そんな風に感じたことはありませんか?
実はその原因、「腸の健康」にあるかもしれません。
近年注目されている「腸漏れ(リーキーガット)」という現象が、痩せにくい体につながる可能性があるのです。
今回は、腸とダイエットの関係について、わかりやすくご紹介します!
私たちの腸は、食べ物を消化・吸収するだけでなく、体に必要なものだけを取り込み、有害なものはブロックするフィルターのような役割を持っています。
でも、次のような生活をしていると、そのフィルターにすき間ができてしまうことがあります。
・ストレスが多い
・高脂肪・高糖質な食事
・アルコールの飲みすぎ
・加工食品のとりすぎ
・抗生物質を頻繁に使う
こういったことが続くと、腸のバリア機能が弱まり、本来体に入ってはいけないもの(未消化の食べ物や細菌など)が血液に入り込んでしまうことがあります。
これが「腸漏れ(リーキーガット)」と呼ばれる状態です。
① 体に炎症が起きて、代謝が落ちる
腸から異物が入ってくると、体はそれを「敵だ!」と判断して、免疫が働きます。
その結果、体の中にじわじわとした炎症が続くことに。
この「慢性炎症」があると、血糖値をコントロールするインスリンというホルモンがうまく働かなくなり、脂肪がたまりやすい体になってしまうんです。
② 栄養がうまく吸収できなくなる
腸の粘膜がダメージを受けると、ビタミンやミネラルなどの大事な栄養素がきちんと吸収できなくなることがあります。
特に、エネルギーをつくるのに必要なミネラル(マグネシウムや亜鉛など)が不足すると、代謝が落ちて痩せにくくなる原因に。
③ 食欲のバランスが乱れる
腸は「第二の脳」とも呼ばれていて、脳と密につながっている臓器です。
腸の状態が悪くなると、食欲をコントロールするホルモン(レプチン・グレリン)のバランスが崩れて、「食べたい気持ち」が強くなったり、「満腹感」を感じにくくなったりすることもあります。
まだ研究途中の段階ではありますが、「腸のバリア機能が弱まっている人は、肥満やインスリン抵抗性が高い傾向にある」といった報告もあります。
たとえば、腸内の悪玉菌が出す「LPS(リポ多糖)」という物質は、腸漏れを引き起こしやすく、炎症や太りやすさに関係しているかもしれないと注目されています。
ただし、これらの研究は「可能性がある」という段階。
まだはっきりとした因果関係がわかっているわけではありませんが、腸内環境が体に与える影響は、確実に無視できないものになってきています。
腸のバリア機能を守り、腸内環境を整えるために、今日からできることをご紹介します。
① 食生活の見直し
加工食品やジャンクフードは控えめに
野菜・果物・発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチなど)をしっかり食べる
食物繊維をしっかりとる(ごぼう、豆類、海藻など)
② ストレスをためない生活
睡眠をしっかりとる
適度な運動を習慣に
深呼吸や瞑想、好きな趣味の時間も大切!
③ プロバイオティクス・プレバイオティクスを活用
善玉菌を含む食品(ヨーグルト、ぬか漬けなど)
善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖(バナナ、玉ねぎ、にんにくなど)
ダイエットがうまくいかない原因は、カロリーだけじゃないかもしれません。
腸が不調なままだと、痩せにくく、太りやすい体になってしまう可能性があります。
だからこそ、「腸を整える」ことはダイエットの強力な味方!
食事・生活習慣を見直して、腸から元気になれば、きっと体も自然と軽くなっていきますよ。
腸活は、痩せやすい体作りだけでなく、心や肌の健康にも効果が期待できる一石三鳥のアプローチ。
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