脂質異常症と診断されたさい、医師から「運動しましょう」と言われた方も多いのではないでしょうか。
脂質異常症は、血中脂質であるコレステロールや中性脂肪が基準値から外れた状態であり、食事や運動などの生活習慣の影響を受けやすいため、脂質異常症の改善には食事の他に運動も有効です。
では、どのような運動をどのくらいの頻度でしたらいいのでしょうか?
今回は、脂質異常症を改善する運動の種類や頻度をお伝えしていきます。
1.ガイドラインに記載されている運動療法
種類:有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、水泳など)
強度:ややきついと感じる程度の運動
時間、頻度:毎日合計30分以上、少なくとも週3日
※血中脂質は1回の運動では改善されないため、数か月以上の長期的な運動が必要です。
<自宅でできる運動>
ウォーキングやジョギングなどは屋外で行うため、天候に左右されます。
自宅でできる有酸素運動をご紹介します。
①ラジオ体操
ラジオ体操は全身をダイナミックに動かすため、とてもいい運動になります。呼吸を意識して行う・体を大きく動かして行ってみてください。
②踏み台昇降
体力に合わせて時間・台の高さを決められるのでお勧めです。さらに、体を持ち上げる際にお尻・裏ももに力が入るため筋トレの要素もあります。
2.筋トレは有効ではない?
ガイドラインは有酸素運動を推奨していますが、実は筋トレも脂質異常症の改善に有効です。それは、筋トレをすることで普段使っていない筋肉が刺激され、滞っていた栄養の循環が改善されるためです。
①手軽に始めるなら
器具を使わなくてもできる自重での筋トレがお勧めです。
中でも、筋肉の大きい部位を鍛えられるスクワット・腕立て伏せをしてみてください。
②1人ではサボりそうなら
1人で続かない場合は、家族や友人と一緒に筋トレをする・パーソナルジムでトレーナーのサポートを受けるのがお勧めです。
人と一緒に行うことで、継続できる傾向にあります。
筋トレは毎日行うのではなく、2~3日に1回の頻度で継続的に実施してみましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回は、脂質異常症を運動で改善する方法をお伝えしました。
本文にも書いておりますが、効果が出るまでには時間がかかるため長期的に取り組む必要があります。
1人では何ヶ月も続ける自信がないという方は、パーソナルジムへお問い合わせください。お客様の要望に合わせた食事・運動メニューを担当のトレーナーが提案いたします。