何年か前に「グルテンフリー」という言葉をよく耳にしました。小麦を材料とした食材を選ぶ際に、「グルテンフリー」と書かれているものを積極的に選んでいた方も多いのではないでしょうか?
それが書かれているだけで、ダイエットによさそう・健康によさそうというイメージが湧くかもしれません。
今回は、「グルテンフリー」がダイエットや健康に与える効果をお話します。
結論から言うと、体脂肪を減らそうとしている人がダイエットを加速させる目的で「グルテンフリー」を取り入れるメリットは、ほとんどないと言えます。
そもそも「グルテン」とは、小麦に含まれるタンパク質の一種で、パンやパスタなどのモチモチ感の正体です。
グルテンフリーではない小麦製品は、ビタミンやミネラルが含まれていますが、グルテンフリーのパスタなどには、人工的に作られた精製糖質が入っているものが多くあります。
グルテンフリーの食材は100gあたりの糖質量が多かったり、その他の栄養素が欠乏している可能性があるため、グルテンを取り除けば体脂肪が減りやすくなる・ダイエットが加速するということは、ほとんどありません。
「グルテンフリー」という食事療法は、セリアック病(グルテンが腸の壁を傷つけ炎症を起こし、食欲不振・消化吸収不良・パフォーマンスの低下などを引き起こす病気)の方や、グルテンが原因で小麦アレルギー反応を起こす方へのアプローチとして考案されたものです。
ダイエット目的の方であれば、グルテンフリーのものを選ぶよりも、6大栄養素のバランスのとれた食事を意識したほうがいいかと思います。
栄養バランスのとれた食事、適度な筋トレでダイエットや健康維持などをしていきましょう!食事や筋トレ方法が分からなければ、パーソナルジムへお問い合わせください。
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