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一度太ると痩せにくい?脂肪細胞とリバウンドの仕組み

美容・健康

ウエストを計測しダイエットの成果を確認する女性。リバウンド防止と理想の体型維持のコツ 「一度太った人は、痩せてもまた太りやすい」 そんな話を聞いて、不安になったことはありませんか。 せっかく頑張って体重を落としたのに、また戻ってしまうかもしれない。そう考えると、なかなか前向きになれないものです。 結論からお伝えすると、この話には根拠があります。ただし「だから諦めるしかない」という話ではありません。仕組みを知れば、対策は立てられます。

脂肪細胞の数は、大人になると変わりません

体の中には、脂肪をためる脂肪細胞という細胞があります。 スウェーデンの研究機関が行った調査で、興味深いことが分かっています。脂肪細胞の数は、成人になるとほぼ一定に保たれるのです。 ・痩せている人も、太っている人も、大人になってからは数が変わらない ・大幅に減量しても、細胞の数は減らない ・胃を小さくする手術を受けた方でも、その後2年間で数の減少は見られなかった つまり脂肪細胞の数は、生まれてから20代前半までの間に決まり、その後はほぼ固定されるということです。

では、大人になってから太るとき何が起きているのか

数が変わらないのなら、なぜ体は大きくなるのでしょうか。 答えは、一つひとつの細胞が大きくふくらむからです。数は同じでも、中身の脂肪が増えれば、体積は増えていきます。 そして痩せるときは、この逆が起こります。細胞がしぼんで小さくなる。数は減りませんが、体積は確かに小さくできます。 ここが大切な点です。「数が減らない」と聞くと絶望的に感じますが、体型を左右しているのは数ではなく体積のほうなのです。

細胞は入れ替わっています

もう一つ、知っておいていただきたいことがあります。 脂肪細胞は一生同じものが居座っているわけではありません。毎年およそ8%が寿命を迎えて死に、同じだけ新しく生まれています。 総数が変わらないだけで、中身は少しずつ入れ替わっている。体は静止しているのではなく、常に動いているということです。

体積が戻りやすくなる、もう一つの理由

細胞が小さくなっても、また大きくなりやすい。これには理由があります。 脂肪が減ると、脂肪細胞から出るレプチンという満腹を伝えるホルモンの分泌も減ります。同時に、食欲を高めるグレリンは増えます。この変化は数か月から数年にわたって続くことがあります。 減量が終わった翌日に元通りになるわけではない、ということです。体はしばらくの間、以前の状態に戻そうと働き続けます。 ホルモンの詳しい働きと味方につける方法はダイエット成功のカギは「痩せホルモン」!40代から無理なく痩せる食事と生活習慣で解説しています。 そしてもう一つ。食事制限だけで痩せた場合、筋肉も一緒に落ちています。筋肉が減れば基礎代謝が下がり、同じ量を食べても余りやすくなります。

つまり、体は元に戻ろうとしています

整理すると、減量後の体では次のことが同時に起きています。 ・脂肪細胞は小さくなっただけで、数はそのまま残っている ・食欲に関わるホルモンが「もっと食べて」と働いている ・筋肉が減っていれば、代謝も下がっている この状態で我慢だけを続けるのは、そもそも無理があります。 体重が戻ってしまった経験があると、自分を責めてしまいがちです。けれど、そうなるようにできている仕組みが体の側にあります。

40代以降は、特に丁寧に

年齢を重ねると、筋肉は自然と減っていきます。女性の場合は閉経の前後でホルモンの変化も重なります。 つまり若い頃と同じやり方では、同じ結果にならないということです。 短期間で一気に落とすやり方は、筋肉の減少とホルモンの変化を大きくします。結果として、リバウンドしやすい状態を自分で作ってしまうことになります。 女性ホルモンとダイエットの関係は痩せにくい時期はなぜ起こる?女性ホルモンとダイエットの関係で詳しく解説しています。

では、どうすればよいのか

仕組みが分かれば、対策は見えてきます。 ■ ゆっくり落とす 急激な減量ほど、ホルモンの変化も筋肉の減少も大きくなります。時間をかけたほうが、結果的に維持しやすくなります。 ■ 筋肉を減らさない 食事制限だけに頼らず、筋トレを組み合わせる。これが代謝の低下を防ぎます。 ■ 睡眠を確保する 睡眠不足はレプチンを減らし、グレリンを増やします。ホルモンの面から見て、睡眠は食事や運動と同じくらい重要です。詳しくは睡眠不足が太る原因に?ホルモンから見る睡眠と肥満の関係をご覧ください。 ■ 「終わり」を作らない ダイエットを期間限定のイベントにすると、終わった瞬間に元の生活に戻ります。続けられる習慣にすることが、最も確実な対策です。 具体的な維持の方法はダイエット後のリバウンドを防ぐには?痩せた身体を維持する習慣で詳しくご紹介しています。

ひとりで抱えなくて大丈夫です

体重が戻ってしまった経験があると、また挑戦することにためらいを感じるかもしれません。 アップルフィット倉敷に通われている方の多くは40代以上の女性です。「短期間で何キロ落としたい」という方よりも、「この先も自分の足で元気に動いていたい」「検査では異常が出ないけれど、なんとなくの不調を整えたい」という理由でお越しになります。 そのため、無理な食事制限はご提案しません。筋肉を保ちながら、続けられるペースで整えていきます。完全個室で、経験豊富な女性トレーナーが体成分測定の数値を見ながら伴走します。 体重という一つの数字ではなく、筋肉量と体脂肪率の変化を確認できるため、「減っているのに戻りやすい落とし方」を避けられます。

まとめ

・脂肪細胞の数は20代前半までに決まり、大人になると変わらない ・けれど体型を左右するのは数ではなく体積。小さくすることはできる ・リバウンドの主因はホルモンの変化と筋肉の減少 ・その変化は数か月から数年続くことがある ・だからこそゆっくり落とし、筋肉を守り、終わりを作らない 一度太ったことがあっても、体型を維持することは十分に可能です。5年後10年後も心地よく動ける体を、無理のないペースでつくっていきましょう。

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