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睡眠不足は太る原因に?ホルモンと研究から見る睡眠と肥満の関係

美容・健康 食事・栄養

「睡眠と肥満って関係あるの?」と思うかもしれませんが、実はかなり深い関係があります。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、睡眠不足を含む睡眠の問題が慢性化すると、肥満や高血圧、2型糖尿病などの発症リスクが上がることが示されています。

今回は、睡眠不足が体重に影響する仕組みを、研究結果をもとにわかりやすく紹介します。

睡眠不足がホルモンに与える影響

レプチンとグレリン

食欲には、2つのホルモンが大きく関わっています。

・レプチン:脂肪細胞から分泌され、食欲をおさえる方向に働くホルモン

・グレリン:主に胃から分泌され、食欲を高める方向に働くホルモン

短い睡眠でレプチンが減り、グレリンが増える

アメリカで約1,000人を対象に行われた調査では、ふだんの睡眠時間が5時間の人は8時間の人に比べて、レプチンが15.5%低く、夜の睡眠時間が5時間の人は8時間の人に比べてグレリンが14.9%高いと推定されました。

睡眠時間が短い人ほど、BMIも高い傾向がありました。

研究者は、こうしたホルモンの変化が食欲を高め、睡眠が短い人のBMIの高さにつながっている可能性があると考えています。

「満腹を感じにくく、おなかがすきやすい」状態になると、食べすぎにつながりやすくなります。

食欲に関わるホルモンの働きは、「痩せホルモン」の正体|GLP-1・レプチンと40代からの整え方でも詳しく紹介しています。

睡眠時間と肥満リスクの関係

短い睡眠の人は肥満が多い

世界の研究をまとめた解析(2008年)では、睡眠時間が短い大人は、そうでない大人に比べて肥満の割合が約1.55倍でした。

ただし、これは主に一時点の調査をまとめたもので、睡眠不足が肥満の原因だとまでは言い切れないとされています。

日本の男性労働者約4万人を7年間追跡した研究でも、睡眠時間が5時間未満の人は、5時間以上の人に比べて肥満になるリスクが1.13倍と報告されています。

睡眠を削ると食べる量が増える

睡眠時間を短くする実験をまとめたイギリスの研究(2017年)では、睡眠を削ったときに1日の摂取エネルギーが平均385kcal増え、消費エネルギーには差がありませんでした。

つまり、睡眠不足の日は、食べる量が増えるのに使う量は変わらず、エネルギーが余りやすい状態になるということです。

夜中の間食がやめられないとお悩みの方は、痩せたいのに食欲が止まらない…原因と食べすぎを防ぐ生活習慣のコツもご覧ください。

40〜50代の女性は睡眠不足になりやすい

睡眠ガイドでは、成人はおおよそ6〜8時間が適正な睡眠時間と考えられ、少なくとも6時間以上を確保するようすすめられています。

ところが、令和元年の国民健康・栄養調査では、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人は女性で40.6%にのぼり、特に40〜50代の女性では4割以上を占めていました。

また、更年期の女性の4〜6割が睡眠の悩みを抱えていると報告されています。

仕事や家事で忙しい世代だからこそ、睡眠は後回しにせず、体を整える大切な時間として考えたいところです。

睡眠中に分泌される成長ホルモンについては、成長ホルモンは大人にも大切|深い睡眠を中心に整える40代からの生活習慣で紹介しています。

質の良い睡眠をとるための習慣

朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びる

朝の光は体内時計を整え、寝つきが悪い・朝起きづらいといった悩みの改善に役立ちます。

日中や夕方に体を動かす

運動習慣のある人は寝つきがよく、夜中に目が覚めることが少ない傾向があります。

ウォーキングや筋トレを息が弾む程度で行うと効果的ですが、就寝直前の運動は避け、寝る2〜4時間前までに終えましょう。

就寝の1〜2時間前に湯船につかる

40℃のお湯に10〜15分ほどつかると深部体温が上がり、その後体温が下がっていく過程で寝つきがよくなり、深い睡眠が増えます。

筋トレ後の入浴のコツは筋トレ後の入浴で回復を助けるコツ|温度・時間・タイミングと注意点で紹介しています。

夕食は寝る直前を避け、朝食を抜かない

就寝直前の夕食や夜食、朝食抜きなどの食習慣の乱れは、睡眠で休養がとれている感覚を下げる要因とされています。

夜は照明を暗めにし、スマートフォンの画面を見すぎない

夜に浴びる光、特にブルーライトは体内時計を遅らせ、寝つきに影響します。

カフェインと寝酒に注意する

カフェインに敏感な人は就寝の5〜6時間前から控え、寝酒は眠りを浅くするので避けましょう。

まとめ|睡眠を整えることもダイエットの一部

睡眠不足が続くと、食欲に関わるホルモンのバランスが変わり、食べる量が増えやすくなります。

研究では、睡眠が短い人に肥満が多いことや、睡眠を削ると1日の摂取エネルギーが増えることが示されています。

まずは6時間以上の睡眠を目安に、朝の光、日中の運動、寝る前の入浴など、できることから取り入れてみましょう。

アップルフィット倉敷は、完全個室のマンツーマンで、経験豊富な女性トレーナーが5名在籍しているパーソナルトレーニングジムです。

トレーニングだけでなく、LINEで食事や睡眠などの生活習慣の相談もできます(無料)。

「よく眠れない」「なんとなく疲れが抜けない」といったお悩みも、お気軽にご相談ください。

参考資料

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(2024)https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf

厚生労働省 e-ヘルスネット 三島和夫「快眠と生活習慣」(2025年更新)https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-01-004.html

Taheri S, et al.「Short sleep duration is associated with reduced leptin, elevated ghrelin, and increased body mass index」PLoS Medicine(2004)https://europepmc.org/article/MED/15602591

Cappuccio FP, et al.「Meta-analysis of short sleep duration and obesity in children and adults」Sleep(2008)https://europepmc.org/article/MED/18517032

Al Khatib HK, et al.「The effects of partial sleep deprivation on energy balance: a systematic review and meta-analysis」European Journal of Clinical Nutrition(2017)https://europepmc.org/article/MED/27804960

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