
筋トレをした日、シャワーだけで済ませていませんか。
筋トレで体に刺激を与えることと同じくらい大切なのが、トレーニング後の「回復(リカバリー)」です。
そして、回復を助ける身近な方法の一つが「入浴」です。
今回は、筋トレ後の入浴が回復にどう役立つのか、効果的な入り方と注意点を紹介します。
筋トレ後の筋肉はどうなっている?
筋肉が引き伸ばされながら力を出す動き(伸張性収縮)を繰り返すと、筋線維やそのまわりの組織に小さな傷がつき、炎症が起こります。
これが、運動の翌日以降に出てくる「遅発性筋肉痛」の原因と考えられています。
たとえば、スクワットで立ち上がるときの太もも裏や、ダンベルをゆっくり下ろすときの腕の筋肉などで起こりやすくなります。
こうした筋肉痛は、運動後3〜7日ほどで少しずつ治まります。
筋肉痛が起こる仕組みや、肉離れとの見分け方は、つらい筋肉痛・肉離れを早く治すには?違いの見分け方と食事・休み方で詳しく紹介しています。
ぬるめの入浴が回復を助ける理由
血行を促して、傷ついた筋肉の回復を助ける
健康長寿ネットでは、傷ついた筋肉の回復を促すために、ストレッチや軽いマッサージ、軽い運動とともに、ぬるめのお湯での入浴など、血行を促すことがすすめられています。
あわせて、バランスのよい食事と十分な休養をとることも大切です。
寝つきをよくして、睡眠で体を休める
睡眠の大切な目的は、日中にたまった疲れを回復させることです。
e-ヘルスネットによると、40℃の湯船に10〜15分ほどつかると、深部体温(体の内部の温度)が上がり、入浴から1時間ほどで0.8〜1.0℃ほど高くなります。
この深部体温の上昇が寝つきをよくし、深い睡眠を増やすことが分かっています。
また、筋トレなどの運動を習慣にしている人は、寝つきがよく、夜中に目が覚めることが少ない傾向もあります。
効果を高める入浴のタイミングと入り方
お湯の温度と時間
40℃前後のぬるめのお湯に、10分ほどつかるのが目安です。
消費者庁も、入浴中の事故を防ぐため、湯温は41℃以下、湯につかる時間は10分までを目安にするよう呼びかけています。
入るタイミング
寝つきをよくするための入浴は、就寝の1〜2時間前がもっとも効果的です。
お風呂上がりに汗をかき、体のほてりが引くまでには2時間ほどかかるので、それから布団に入りましょう。
夜に運動する場合は、運動による体の興奮が寝つきを妨げないよう、就寝の2〜4時間前までに終えておくのがよいとされています。
たとえば夕方から夜の早い時間に筋トレをして、食事をとり、寝る1〜2時間前に入浴する流れが理想的です。
入浴前後の水分補給
入浴中は汗をかくので、入浴の前後にこまめに水分をとりましょう。
温めないほうがよいときと入浴の注意点
強い痛みや腫れ、熱っぽさがあるときは冷やす
筋肉痛の部位に強い痛みや腫れがある場合や、運動後に筋肉が熱を持っている場合は、温めるのではなく、冷却・安静・圧迫・挙上で炎症を鎮める対処を行いましょう。
安全に入浴するために
・脱衣所や浴室をあらかじめ暖めておく
・食後すぐや飲酒後、薬を飲んだ後の入浴は避ける
・浴槽から急に立ち上がらない
・入浴前に家族に一声かけておく
高血圧や心臓の病気などで治療中の方は、入浴の仕方を主治医に相談しましょう。
毎日の入浴の基本はシャワー派?湯船派?毎日の入浴を見直してみませんか、体温のリズムを整える入浴と運動の習慣は体温のリズムを整える温活|入浴・運動・朝の光で代謝と睡眠を支える習慣でも紹介しています。
まとめ|「筋トレ・食事・入浴・睡眠」を一つの流れに
筋トレ後のぬるめの入浴は、血行を促して筋肉の回復を助け、寝つきをよくして睡眠で体を休めることにつながります。
40℃前後で10分ほど、寝る1〜2時間前を目安に、強い痛みや腫れがあるときは温めずに冷やしましょう。
トレーニングの効果は、トレーニングの時間だけでなく、その後の食事や休養、睡眠で決まります。
アップルフィット倉敷は、完全個室のマンツーマンで、経験豊富な女性トレーナーが5名在籍しているパーソナルトレーニングジムです。
トレーニングの時間以外にも、LINEで食事や生活習慣の相談ができます(無料)。
「疲れが抜けにくい」「よく眠れない」といったお悩みも、お気軽にご相談ください。
参考資料
長寿科学振興財団 健康長寿ネット「筋肉痛の予防と治す方法」(2021年更新)https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/undou-shougai/kinnikutsu.html
厚生労働省 e-ヘルスネット 三島和夫「快眠と生活習慣」(2025年更新)https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-01-004.html
消費者庁「年末年始に増加する高齢者の事故に注意しましょう!」(2022年)https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_067/index.html
