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筋肉は何をしている?体を動かす以外の5つの働き

美容・健康

筋肉と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。 引き締まった体、力を出すための器官。多くの方はそんなイメージをお持ちだと思います。 けれど筋肉の働きは、それだけではありません。体の中で、想像以上に多くの役割を担っています。 今回は「筋肉は何をしているのか」を整理してお伝えします。40代以降、筋肉を保つことがなぜ大切なのか。その理由が見えてくるはずです。

1. 体を動かす

まずは基本の役割です。 歩く、階段を上る、荷物を持つ、立ち上がる。すべて筋肉の収縮によって行われています。 この働きが弱くなると、日常生活の一つひとつが「ひと仕事」になります。「以前は何でもなかった動作がおっくうになる」というのは、多くの場合ここから始まります。

2. 糖を処理する

意外に思われるかもしれませんが、筋肉は体の中で最も大きな「糖の受け皿」です。 食事から摂った糖は血液に入り、インスリンの働きで各組織に取り込まれます。このとき、およそ80%を骨格筋が引き受けています。筋肉は体重の40〜50%を占めるため、食後の糖の処理の大半を担っているのです。 つまり筋肉が減ると、糖の行き場が減ります。同じものを食べていても、血糖値が上がりやすくなる。健康診断の数値が以前より気になり始めた方は、この点を知っておいて損はありません。 血糖値と筋肉の関係は筋トレは血糖値対策に役立つ?筋肉と糖の関係を解説で詳しく解説しています。

3. 熱をつくる

筋肉は、体温を生み出す主要な場所でもあります。 安静にしているときでも、筋肉は熱を発しています。筋肉量が少ないと、この熱の産生量も減ります。「昔より冷えを感じるようになった」という変化の背景に、筋肉量の低下があることは珍しくありません。

4. エネルギーを使う

筋肉は、何もしていないときにもエネルギーを消費しています。これが基礎代謝の一部です。 ただし、ここは正確にお伝えしておきます。筋肉が1kg増えたときの基礎代謝の増加は、1日あたり十数kcal程度とされています。筋トレで代謝が劇的に上がるわけではありません。 大切なのは「増やす」より「減らさない」ことです。何もしなければ筋肉は年々減っていきます。減れば代謝も下がり、同じ生活でも体重が増えやすくなります。 基礎代謝と筋トレの関係は筋力トレーニングは必要なの?基礎代謝と脂肪燃焼の深い関係をご覧ください。

5. 物質を出す ― 近年わかってきた働き

ここからが、近年注目されている話です。 筋肉は「動かすための器官」だと長く考えられてきました。しかし現在は、筋肉そのものが物質を分泌する器官でもあることがわかっています。 運動によって筋肉が収縮するとき、さまざまな生理活性物質が分泌されます。これらはマイオカインと総称され、これまでに300種類以上が発見されています。 マイオカインは筋肉の中だけで働くのではなく、全身の臓器や組織とやり取りをして、機能を調節していると考えられています。 たとえば、 ・イリシン:脂肪の燃焼や血糖値の調整、神経細胞の生成に関わるとされています ・マイオネクチン:筋肉量の維持に関与し、加齢による筋肉減少への運動の効果を説明する仕組みとして注目されています まだ研究が進んでいる分野ですが、「体を動かすと全身の調子が整う」という実感に、科学的な説明がつき始めているということです。

だから、有酸素運動だけでは足りません

ウォーキングやジョギングは、心肺機能を高め、健康維持に欠かせない運動です。 ただし有酸素運動だけでは十分に刺激が入りにくい筋肉があります。特に体の深い位置にある大きな筋肉は、軽い負荷では働きにくい傾向があります。 こうした筋肉に適切な負荷をかけることが、ここまでお伝えしてきた働きを保つことにつながります。 有酸素運動と筋トレの違いは有酸素運動と無酸素運動の違い|効果的な取り入れ方を解説をご覧ください。 なお、筋トレと免疫の関係については、強度によって影響が変わります。詳しくは筋トレをやり過ぎると風邪をひくってホント?「免疫」と「運動強度」の意外な関係で解説しています。

40代からは「守る」段階に入ります

筋肉は、何もしなければ年齢とともに自然に減っていきます。 そして減り方には特徴があります。特に減りやすいのは、太ももやお尻といった下半身の大きな筋肉です。これらは立つ・歩く・階段を上るといった動作を支えている部分です。 「階段の上り下りがきつくなった」「すぐに疲れる」 こうした変化は、加齢そのものというより筋肉量の低下によるサインであることが少なくありません。 この状態が進むとサルコペニアやフレイルにつながります。詳しくは【40代から始める健康対策】サルコペニアとフレイルを予防する方法とは?をご覧ください。 そして大切なのは、筋肉は何歳からでも増やせるということです。この点は健康寿命を延ばす!「もう歳だから」と諦めない、何歳からでも始められる体力づくりのコツ、高齢者こそ筋トレが必要な理由|90歳でも続けられる体づくりでお伝えしています。

「見た目のため」だけではありません

アップルフィット倉敷に通われている方の多くは40代以上の女性です。 「短期間で何キロ落としたい」という方よりも、「この先も自分の足で元気に動いていたい」「検査では異常が出ないけれど、なんとなくの不調を整えたい」という理由でお越しになります。 筋肉を保つことは、体型のためだけの話ではありません。糖を処理し、熱をつくり、全身に物質を送る。日々の調子そのものを支えているのが筋肉です。 完全個室で、経験豊富な女性トレーナーが、体成分測定で筋肉量を確認しながら進めます。数値が見えることで、「減らさない」という目標が具体的になります。

まとめ

筋肉の働きは、体を動かすことだけではありません。 ・糖の処理:食後の糖の約80%を骨格筋が引き受けている ・熱の産生:体温を保つ主要な場所 ・エネルギー消費:増やすより「減らさない」ことが大切 ・物質の分泌:マイオカインとして全身の機能を調節している 40代からは、筋肉を守る段階に入ります。5年後10年後も心地よく動ける体を、無理のないペースでつくっていきましょう。

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