トレーニングをされている方は耳にしたことがあるはず。
では、腹圧とは実際に何なのでしょうか?何に効果があるのでしょうか?
「よくわからないけど、トレーナーが腹圧かけて」って言うから。
よくわかんないけどお腹に力を入れておこうと思っている方、もったいないです!
スポーツや筋トレに活かしたいという方だけでなく、腰痛に悩んでいる方、ポッコリお腹を解消したい方はぜひ最後までご覧ください。
1.腹圧とは
腹部にかかる圧力のことで、胃や腸などの臓器が収納されている空間にかかる圧力のことを指します。
上下左右に力がかかっている状態・・・
風船に空気が入っている状態と思ってもらえると分かりやすいかと思います。
2.腹圧と体幹の違い
腹圧と混同されやすい言葉として「体幹」があります。
どちらも腹部にまつわる言葉ではありますが、異なる意味を持ちます。
腹圧・・・腹部の空間にかかる圧力のこと
体幹・・・身体の幹となる部分のことで、一般的には頭と手足を除いた胴部分の全体のこと。
3.腹圧を高めることでの効果
① 姿勢が整う
腹圧を高めることは、筋肉でできた天然のコルセットを巻いているような状態であり、自然と姿勢が整うといわれています。
② お腹周りが引き締まる
腹圧が低い状態だと、内臓が本来あるべき位置より下がってしまうため、ポッコリお腹の原因となります。
腹圧を高めることで、内臓が正しい位置に戻るだけでなく腹部の筋肉も鍛えられお腹周りが引き締まります。
③ 腰痛の予防、改善効果
腹圧を高めることで背骨が安定し、腰への負担が軽減されて腰痛の予防・改善につながります。
腹圧が低い状態だと、反り腰になりやすく、腰に負担がかかりやすくなります。
腰痛に悩んでいる人は、腹圧を高めることが重要になってきます。
④ 運動時のパフォーマンスが上がる
身体のバランスが安定し、余分な力を使うことなく運動に必要なエネルギーを効率よく使えるようになるため、運動時のパフォーマンスが上がります。
4.腹圧のかけ方
猫背や反り腰にならないよう、上体を真っすぐにします。
息を吐きながらお腹に力を入れて、力を入れたまま肺に空気をいーっぱい取り込むように吸います。
すると、風船が膨らんだ時のように、お腹がパンパンになりませんか?
これが腹圧です。
少し難しいかもしれませんが、体を痛めずトレーニングを続けるには必要なことなので、マスターしていきましょう!