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冷やご飯でレジスタントスターチが増える?研究結果と40代からの取り入れ方

食事・栄養

レジスタントスターチ

年齢とともに「昔と同じ食事なのに太りやすくなった」と感じることはありませんか。

そんなときに耳にするようになったのが「レジスタントスターチ」という言葉です。

冷やご飯に多いと聞いて、気になっている方もいるかもしれません。

今回は、レジスタントスターチとはどんなものか、調理のしかたで量がどう変わるのかを研究結果をもとに整理し、毎日の食事への取り入れ方を紹介します。

レジスタントスターチとは

レジスタントスターチは、日本語で「難消化性でんぷん」と呼ばれます。

ご飯やじゃがいもに含まれるでんぷんの一部で、小腸で消化されにくく、大腸まで届いて腸内細菌に利用されることから、食物繊維のような働きをするでんぷんとされています。

米飯などの穀物、じゃがいも、豆類に含まれ、調理や加工の過程でもつくられます。

冷ます・冷凍・温め直しで量はどう変わる?

日本調理科学会で発表された研究では、ご飯や麺類のレジスタントスターチの量を、調理方法を変えて測定しています。

炊きたてのご飯を1時間室温に置くと、約2.9倍に増えた

炊きたてのご飯を24時間冷凍すると、約2.1倍に増えた

冷めたご飯や冷凍ご飯を電子レンジで温め直しても、量はほとんど減らなかった

スパゲッティでも、ゆでたあと1時間置くと約2.0倍に増えていました。

つまり、温かいご飯を食べたい方も、冷凍ご飯をレンジで温めて食べれば、炊きたてより多くのレジスタントスターチをとれる可能性があるということです。

ただし、これは学会での発表で、限られた条件での測定結果です。

家庭のご飯で同じだけ増えるとは限らない点は、知っておきましょう。

期待できることと、まだ分かっていないこと

レジスタントスターチは、食物繊維と同じように腸内環境を整えると考えられています。

女性の便秘で、排便の回数が増えたという報告もあります。

一方で、国立健康・栄養研究所の情報では、ヒトでの効果はまだ十分に確かめられていません。

肥満への効果については報告が見当たらず、体脂肪率が下がったという試験でも、体重や血糖値には違いが見られなかったとされています。

また、冷めたご飯でも炭水化物であることに変わりはありません。

「冷やご飯ならたくさん食べても大丈夫」ではないので、量はいつもどおりを心がけましょう。

食べ方の順番や組み合わせで血糖値の上がり方を穏やかにするコツは、“血糖値スパイク”を防ぎ、リバウンドしない体へ|40代からの賢い整え方で紹介しています。

大切なのは食物繊維全体をとること

レジスタントスターチだけに注目するより、食物繊維全体を意識するほうが現実的です。

食物繊維の1日の目標量は、18〜74歳の女性で18g以上とされています。

国民健康・栄養調査では、成人の実際の摂取量は1日18.4gで、生活習慣病予防のための理想とされる25g以上には届いていません。

食品100gあたりの食物繊維は、精白米のご飯が0.3g、発芽玄米のご飯が1.8gです。

豆類は、ゆでたいんげん豆が13.6g、ゆでたあずきが12.1gと多く含まれています。

主食を見直したい方は、白米と玄米の違いとは?栄養・血糖値への影響と40代からの上手な選び方も参考にしてください。

腸内細菌と食物繊維の関係は、乳酸菌でダイエットはできる?腸内細菌と食物繊維の上手な付き合い方で詳しく解説しています。

毎日の食事に取り入れる簡単な工夫

・ご飯はまとめて炊いて冷凍し、食べるときにレンジで温める

・お弁当やおにぎりは、冷めた状態で食べる

・じゃがいもは加熱したあと冷まして、ポテトサラダにする

・豆類をサラダやスープに加えて、食物繊維も一緒にとる

冷ましたご飯やおかずは、室温に長く置かず、冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。

「頑張って食事を減らす」のではなく、いつもの食事を少し工夫して整えていくことが、長く続けるコツです。

まとめ|無理なく続けられる食習慣を

レジスタントスターチは、ご飯を冷ましたり冷凍したりすることで増え、温め直しても減りにくいことが分かってきました。

ただ、体への効果はまだ研究の途中です。

特別な食品に頼るより、食物繊維全体と食事のバランスを意識することが、5年後、10年後も元気に動ける体づくりにつながります。

アップルフィット倉敷は、完全個室のマンツーマンで、経験豊富な女性トレーナーが5名在籍しているパーソナルトレーニングジムです。

トレーニングの時間以外にも、LINEで食事や生活習慣の相談ができます(無料)。

「自分に合った食事の整え方を知りたい」という方は、お気軽にご相談ください。

参考資料

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所「「健康食品」の安全性・有効性情報 レジスタントスターチ」https://www.nibiohn.go.jp/eiken/info/pdf/k348.pdf

笠岡誠一・古野麻衣子・佐野貴士「レジスタントスターチは冷ますと増えてレンジで減らない」日本調理科学会大会研究発表要旨集(2021)https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajscs/32/0/32_23/_article/-char/ja/

長寿科学振興財団 健康長寿ネット「食物繊維の働きと1日の摂取量」(2024年更新)https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/shokumotsu-seni.html

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