アップルフィット倉敷のお客様から質問がありました。
「ロカボ(LOCABO)」とは、北里大学・山田悟先生が提唱する「ゆるやかな糖質制限」のことです。
厳しい糖質オフではなく、1食あたり糖質20〜40g、1日70〜130gを目安にし、脂質やたんぱく質は我慢せず食べるスタイルです。
目的は、「我慢しすぎず続けられる健康的な食事」。
食後の血糖値の急上昇(血糖スパイク)を防ぎ、体重や体調をゆるやかに整えることを目指します。
山田先生は「カロリー制限では続かない人でも、ロカボなら満足感があり、継続しやすい」と話しています。
山田先生は、食後に感じる眠気やだるさを「糖質疲労」と呼んでいます。
食事で糖質をとると血糖値が急上昇し、インスリンが大量に分泌されることで、血糖値が急降下。
この“乱高下”が倦怠感や集中力の低下を引き起こすことがあります。
医学的には、これは「反応性低血糖」に近い現象と考えられます。
ただし「糖質疲労」という言葉自体は医学的に確立された診断名ではありません。
倦怠感や眠気が続く場合は、他の原因(睡眠不足・自律神経の乱れ・ホルモン異常など)も考えられるため、自己判断は避ける必要があります。
ロカボを支持する医師や研究者は、食後血糖スパイクを抑えられることを評価しています。
日本人の糖尿病患者を対象にした研究では、糖質を適度に減らすことでHbA1c(血糖の指標)が改善した報告もあります。
さらに「脂質を我慢しなくていい」「外食でも続けやすい」といった点から、心理的負担が少なく続けやすいのも特徴です。
「食事制限がストレスで続かなかったけど、ロカボなら続けられた」という声もあり、継続できることが最大の魅力です。
一方、栄養学の専門家からは「糖質を減らしすぎると危険」という指摘があります。
糖質を極端に減らすと、野菜や果物に含まれるビタミン・ミネラル・食物繊維が不足しやすく、腸内環境や体調に影響が出る可能性があります。
また、長期的な安全性についてはまだ十分なデータがありません。
ロカボのポイントは「ゆるやか」であること。
「糖質ゼロ」や「主食抜き」ではなく、適度にコントロールして栄養バランスを意識することが大切です。
「ロカボを自分で始めたいけど、正しい量やバランスがわからない」という方は多いです。
そんなとき、アップルフィット倉敷を活用すると、以下のメリットがあります。
・あなたの体質や生活習慣に合わせた糖質量の調整
・食事例やレシピを具体的に提案
・運動と組み合わせて血糖値コントロールやダイエット効果を最大化
特に40代以降は、代謝やホルモンの変化で痩せにくくなる時期。
「無理なく続けられる糖質コントロール」をプロのサポートで行うことで、体重管理だけでなく体調の安定や日中の眠気改善も期待できます。
ロカボは、40代女性にとって、食事を楽しみながら健康を整える方法のひとつです。
ただし、体質や持病によって合う・合わないがあるため、始めるときは医師や管理栄養士の指導を受けるのが安心です。
大切なのは、「適度な糖質コントロール」と「無理せず続けられる範囲」。
パーソナルジムのサポートを受けながら、自分に合ったゆるやか糖質制限を実践して、健康的な体作りを目指してみましょう。