「夏までに痩せたい!」「最近ちょっと太ってきたから食事を減らそう」など、手軽に始められる自己流ダイエット。
しかし、間違った方法で行うと、様々な体のトラブルを引き起こす可能性があります。
アップルフィット倉敷においても、自己流ダイエットに失敗し、来店される方が多くいらっしゃいます。
今回は、自己流ダイエットがなぜ危険なのか、科学的根拠に基づきながら詳しく解説していきます。
美しい体を手に入れるはずが、健康を損なってしまうことのないよう、正しい知識を身につけましょう。
なぜ自己流ダイエットは危険なのか?
自己流ダイエットの多くは、特定の食品を極端に制限したり、特定の栄養素を過剰に摂取したりするなど、栄養バランスが偏りがちです。
また、無理な食事制限や運動は、心身に大きな負担をかけ、様々な不調を引き起こす原因となります。
さらに、インターネットやSNSの情報には、科学的根拠のない誤った情報も多く含まれています。
安易にこれらの情報を鵜呑みにしてしまうと、健康を害するリスクが高まります。
具体的に、自己流ダイエットによってどのような体のトラブルが起こりうるのか見ていきましょう。
1. 栄養不足とそれに伴う不調
特定の食品を極端に制限するダイエットは、必須栄養素の不足を招きます。
<タンパク質不足による筋肉量の減少、免疫力の低下、肌や髪のトラブル>
タンパク質は筋肉や皮膚、免疫細胞など、体のあらゆる組織を作る上で不可欠な栄養素です。不足すると、これらの機能が正常に維持できなくなります。
<ビタミン・ミネラル不足による疲労感、貧血、骨粗鬆症、肌荒れ、便秘など>
ビタミンやミネラルは、エネルギー代謝、神経機能、免疫機能など、生命維持に必要な様々な反応に関わっています。不足すると、これらの機能に支障が生じます。
<食物繊維不足による便秘、腸内環境の悪化、血糖値の急上昇>
食物繊維は、腸のぜん動運動(消化管の筋肉が収縮と弛緩を繰り返しながら、食べ物を胃や腸に押し進める運動)を促進し、便通を整えるだけでなく、血糖値の急上昇を抑える効果や、腸内細菌のバランスを整える働きがあります。
2. 筋肉量の減少と基礎代謝の低下
過度な食事制限によるダイエットは、脂肪だけでなく筋肉も分解してエネルギー源としてしまうため、筋肉量が減少します。
筋肉は基礎代謝(安静にしている状態でも消費されるエネルギー)の維持に重要な役割を果たしているため、筋肉量が減ると基礎代謝も低下し、痩せにくい体質になってしまいます。
エネルギー摂取量が極端に少ない状態が続くと、体は生命維持のために筋肉を分解してエネルギーを確保しようとします。
筋肉量の減少は、エネルギー消費量を減らし、リバウンドしやすい体質へと繋がります。
3. ホルモンバランスの乱れ
無理な食事制限や急激な体重減少は、ホルモンバランスを大きく乱す可能性があります。
<女性ホルモンの乱れによる生理不順、無月経、不妊、肌荒れ、骨密度の低下>
極端な体重減少や栄養不足は、脳の視床下部や下垂体に影響を与え、女性ホルモンの分泌をコントロールする機能を低下させます。
<甲状腺ホルモンの低下による倦怠感、冷え性、便秘、むくみ、体重増加>
過度なダイエットは、甲状腺ホルモンの分泌を抑制する可能性があります。甲状腺ホルモンは、エネルギー代謝を調節する重要なホルモンであり、低下すると代謝が落ち、様々な不調が現れます。
4. 摂食障害のリスク
過度な体重制限や体型への強いこだわりは、摂食障害(神経性無食欲症、神経性過食症など)の発症リスクを高めます。
自己流ダイエットによる過度な食事制限や失敗体験は、自己肯定感の低下や体重・体型への過度な執着を生み出し、摂食障害の引き金となることがあります。
いかがでしたでしょうか?
健康的に痩せるためには自己流ダイエットの危険性を理解した上で、以下のポイントを意識しましょう。
・バランスの取れた食事: 炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランス良く摂取する。
・適度な運動: 有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせ、基礎代謝を高める。
・睡眠時間の確保: 質の高い睡眠は、ホルモンバランスを整え、食欲をコントロールする上で重要。
・ストレス管理: ストレスは過食の原因になることも。リラックスできる時間を持つように心がける。
・専門家への相談: トレーナーなどの専門家に相談し、自分に合ったダイエットプランを作成してもらうのが最も安全で効果的。
アップルフィット倉敷は、回数券を購入されたお客様に対し、食事指導や生活習慣の相談を無料で実施しています。
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