
「片方の肩甲骨が埋もれているように見える」「左右の肩の高さが違う」など、肩甲骨の左右差が気になったことはありませんか?
実際に、50代女性のお客様から「片方の肩甲骨が埋もれていて左右差がある。痛みはないけれど、このままで大丈夫?」というご質問がありました。
肩甲骨の左右差は、必ずしも異常を意味するものではありません。
今回は、左右差が起こる原因や肩こり・頭痛との関係、最近よく聞く「肩甲骨はがし」について解説します。
肩甲骨の左右差はなぜ起こる?
肩甲骨は、背中の左右にある三角形の骨です。
腕を動かすときには肩関節だけでなく、肩甲骨も一緒に動きます。
これは肩甲上腕リズムといい、肩関節と肩甲骨が連動して動く仕組みのことです。
そのため、姿勢や身体の使い方、左右の筋肉の状態などによって、肩甲骨の位置や動きに違いが出ることがあります。
たとえば、いつも同じ側でバッグを持つ、デスクワークで前かがみの姿勢が続く、片側の腕ばかり使うといった習慣も、肩周りの使い方に影響します。
ただし、見た目の左右差だけで原因を判断することはできません。
肩甲骨の左右差は肩こりや頭痛につながる?
肩甲骨は、首や肩、背中の筋肉と連動して動いています。
そのため、肩甲骨の動きに偏りがあると、周囲の筋肉に負担がかかり、肩周りの張りや動かしにくさにつながる場合があります。
肩こりに頭痛を伴うこともありますが、「肩甲骨の左右差があるから頭痛が起こる」と単純に考えることはできません。
肩こりには、長時間同じ姿勢を続けることや運動不足など、さまざまな要因が関係しています。
左右差だけを無理に直そうとせず、普段の姿勢や身体全体の動きにも目を向けることが大切です。
痛みがなければ、左右差は放っておいていい?
肩甲骨に左右差があっても、痛みがなく、日常生活に支障がない場合もあります。
そのため、左右差だけを見て「悪い状態」と決めつける必要はありません。
一方で、以前はなかった左右差が急に目立つようになった場合や、肩の痛み、しびれ、腕が上げにくいなどの症状がある場合は注意が必要です。
そのような場合は、自己判断で強く肩甲骨を動かすのではなく、医療機関に相談しましょう。
痛みがなくても左右差が気になる方は、「左右差をなくす」ことより、左右の肩や腕がどのように動いているのかを確認することから始めてみましょう。
最近よく聞く「肩甲骨はがし」ってどうなの?
最近、肩こりや姿勢改善の方法として「肩甲骨はがし」という言葉をよく耳にします。
「肩甲骨を背中からはがすの?」と思う方もいるかもしれませんが、実際に骨をはがすわけではありません。
一般的には、肩甲骨周辺の筋肉をほぐしたり、ストレッチや運動によって肩甲骨を動かしたりするケアを指して使われています。
肩甲骨を動かすことで、肩や背中を動かしやすくすることは期待できます。
ただし、「肩甲骨はがしをすれば肩こりや頭痛が改善する」と一律に考えることはできません。
大切なのは「はがす」ことではなく、自分の身体に合わせて肩甲骨を動かしやすくすることです。
強く押したり、無理に動かしたりする必要はありません。
肩甲骨の左右差が気になったら、身体の動きを確認しよう
肩甲骨の左右差が気になったら、まずは普段の身体の使い方を振り返ってみましょう。
・バッグをいつも同じ肩にかけていないか
・長時間同じ姿勢で過ごしていないか
・左右の腕を同じように動かせているか
・肩や背中を動かす機会が減っていないか
大切なのは、左右差を完全になくすことではありません。
痛みやしびれ、腕の動かしにくさなどがある場合は、無理に動かしたり、強くほぐしたりせず、医療機関に相談することも大切です。
一方で、痛みはないけれど「左右差が気になる」「肩甲骨が動かしにくい気がする」という場合は、身体全体の動きから見直してみるのも一つの方法です。
アップルフィット倉敷では、トレーニングだけでなく、身体の状態に合わせたコンディショニングも行っています。
身体の状態を確認しながら、その方に合った動かし方を考えていくことが、5年後、10年後も動ける身体づくりにつながります。
肩甲骨の左右差や肩周りの動かしにくさなど、身体の状態が気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。
